
このページでは、植物に関して『すごい』と感じることを書きます。
私は植物ってすごいなと感じます。
これを読んでくださっている方は、植物にすごいなって感じることありますか?
もちろん植物に限らず様々な生物、無生物も多大にすごいので、きりがないのですけど…。
今回はそんなすごいものがたくさんあるこの地球ですが、
私が頻繁にすごいなぁと感じることが多い植物に関連してきます。
植物の何がすごいの?
”なんで植物にすごいなと感じる機会が多いんだろう?”、と考えると、圧倒的に出会う機会が多いのが一つの要因だと思います。
この著者である私は、極端な都市部(イメージとして俗にいうコンクリートジャングルのような)で生活していません。
そのため、少なからずも周りを見渡せば様々な植物や、それらで形成された植物集団の何かしらが目に入ります。
・道端に生えた雑草
・野菜や花、景観植物の植えられた畑や庭
・遠くにみえる山
・隣地から侵略してくる竹林
緑色やベージュ色を中心として様々な色合いを持って、植物はありとあらゆるところにあります。
植物の『すごい』と出合う時
たくさん目に入る機会がある中で、私が植物のすごいなと感じる時
(1)ひとつの植物に注目して視ていったとき
(2)ひとつからふたつの関係性を視たり考えたとき
(3)それ以上の組み合わせの環境や条件を知ったとき
(4)彼らと人間を含んだ生物との接点と、そこからある点への経緯や結果に出会ったとき
(1)ひとつの植物に注目して視ていったとき
ここでは”セイタカアワダチソウ”を例にお話しします。
セイタカアワダチソウはご存じですか?
セイタカアワダチソウとは?
耕作放棄地、荒れ地のような手つかずの土地や、土手など、「雑草すごいなぁ」と思わせるような場所でよく目にする植物です。
名前の通り背が高く、夏から秋ごろになると1~2mほどの高さでそびえたっています。
秋~冬前頃、遠目から見ると円錐状に黄色い花を咲かせているあの植物です。
ブタクサじゃない。セイタカアワダチソウだ。
セイタカアワダチソウ、一時は気管支喘息や花粉症の原因といわれることもありました。
実際は、この植物の花粉はあまり多くなく、
かつ、風媒花(風で花粉が飛び受粉を促す種類)でなく虫媒花(ミツバチのように虫が行き来することで受粉を促す種類)のため、
それらの原因とは無関係であり誤解とされています。
おそらくブタクサという植物と誤認されていたんでしょうね。
ブタクサは花粉症の原因とされていますし、セイタカアワダチソウと少なからず見た目に近しさもあるのは確かですから。
実際、ブタクサの画像を調べるとたくさんのセイタカアワダチソウの花の画像が出てきます。(ブタクサは”オオブタクサ”で画像検索するとより正確な植物画像が見れました。)
誤解されがちのセイタカアワダチソウは強者
そんな誤解も受けてしまっていたセイタカアワダチソウ。
誤解を受けてしまってかわいそう、そんなことは言いません。
そんなことを言われて同情されるほど彼らセイタカアワダチソウは弱くありません。
なぜなら誤解を受けるほど目立つ理由があったんです。
それは、
強すぎるのです。
彼らは強すぎるのです。
北米からやってきた彼らセイタカアワダチソウは日本という土地においてとても強すぎたのです。
繁殖力が強すぎたのか、
もちろんそうです。
しかし、それよりも侵略力が強いのです。
これが彼らのすごさです。
繁殖力の強い植物というのは、畑や庭など雑草処理をされたことがある方にはイメージしやすく耳なじみのある言葉かもしれません。
基本的に、よく一般的に雑草と称されている植物は繁殖力が強いです。
むしろ繁殖力が強いからこそ、よく目にするのです。
そして繁殖力が強いからこそ、人間活動にとって厄介者にされ忌み嫌われているのです…。
セイタカアワダチソウもそのうちの一つではあります。
しかし、それよりもすごいと思った侵略力とはどんな力なのか。
セイタカアワダチソウとアレロパシー
植物にはアレロパシーという作用があります。
アレロパシーとは日本語訳で「他感作用」といわれます。
これが一体何なのか?
大まかにいうと、植物に含んでいる成分が水などによって溶けだしたり、放出したりすることで、ほかの植物や微生物、動物へ、何かしらの影響を与える作用のことです。
セイタカアワダチソウはこのアレロパシーが強い植物なのです。
余りにもアレロパシーが強く、強烈で目立っていたのか、
日本で初めてのアレロパシー実験にも使われたほどの植物なのです。
じゃあ、そんなセイタカアワダチソウのアレロパシーとはどんなものなのか?
これこそが、彼らが強い侵略力を持つ所以なのです。
彼らのアレロパシーと侵略力。
彼らは根から化学物質を出し、
その化学物質は、ほかの植物の生育を抑える効果があります。
つまりは、ほかの植物を成長させない力を持っているのです。
そして自らは、種子として繁栄を促すだけでなく、
地下茎という土の下にある茎によっても自身の生育範囲を広げて繁殖していきます。
それらの力をもってして、ほかの植物が陣取っているエリアを抑え込み、
自身のはびこるエリアとして陣取るのです。
その侵略力故、
日本では生態系被害防止外来種リストにリストアップされ、
侵略的外来種ワースト100にも選出されているほどです。
セイタカアワダチソウから見える生存競争とすごさ
植物も生物です。
生物の根本は増え、続くことです。
人を含め動物は争います。
動くから、目に見てわかりやすく争います。
そして自身の遺伝子を繋ぎ、続くようにします。
動きにわかりづらさはありますが、植物も同じことをしていることに気づきます。
その生存戦略のため、
セイタカアワダチソウは自身を増やすだけでなく、
他を制圧する力、侵略力を持つ仕組みがある植物と視れたとき、
この植物はすごいなと感じたのでした。
セイタカアワダチソウ、すごくないですか?
植物、すごくないですか?
私は、セイタカアワダチソウすごいなと感じます。
ちなみに、
セイタカアワダチソウは、
自身の出す化学物質の効果があまりに強すぎるためか、
その濃度が濃くなるにつれ自身の生育まで抑え阻害してしまいます…。
およそ3~4年の侵略の繁栄を気づいたのち、
3年ほどかけススキなどに陣地を引き払うことになってしまいます…。
強すぎるんでしょうね…。
すごいなぁ、セイタカアワダチソウ…。
すごいなぁ、植物…。














